こんにちは!
再生整体 輪(りん)の樋口です。
今回は人体と水についてです。
成人の場合、人間の体は約60%を水が占めているそうです。
水分を全く取らなければ3日から5日でほとんどの人は死んでしまうくらい水分は大切なんですね。
そういう理由からお客さんに「水分を取った方がいいです」という話をするとたまに「私は喉は渇かないしオシッコにもあまり行かないから、そんなに取らなくてもいいんじゃない?」という方がいらっしゃいます。
確かに「喉が渇いた」というのは水分を取る一つの目安になりますが、水分を取らないからオシッコに行きたくならないのかも知れません。
健康を維持するためには、ちゃんと飲んでちゃんと出すということが必要になります。
細胞が新陳代謝を行うことで、体は正常な状態を保とうとしています。
その新陳代謝に欠かせないのが循環です。
新しい酸素や栄養素を体内に取り入れて循環させる。
そして体内で不要になった二酸化炭素や老廃物を体外に出す。
その中で水分量の調節を行っているのが腎臓です。
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水分の補給が足りないときは、尿を濃縮して水の排出量を減らしているのです。逆に水分摂取量が多いときには、尿の量を増やして余分な水分を放出し、体内の水バランスを整えてくれています。
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成人で健康な人の平均的な1日の排尿量は、約1.2リットル。最低でも500ミリリットルの尿を排泄しないと老廃物(新陳代謝など多くの生化学反応の後に出る体に不要な成分および有害物質)を出し切ることができないと言われています。
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ですので「オシッコにあまり行かないから、水分を取らなくてもいい」のではなく「水分をあまり取らないから、オシッコに行きたくならない」のだと思われます。
水分を取らずオシッコとして出す量が少ないということは、体内の水分は同じ物が循環しているということになります。
新陳代謝に欠かせない「新しい物を取り入れて不要な物を出す」という部分がしっかりできていないので細胞に元気がなくなっていきます。
もし、体のどこかに痛みやだるさや不調があって、水分をあまり取らないのだとしたら原因はそこにあるかも知れません。
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ちゃんと水分を取った方がいい理由は、体から水分が出ていくのはオシッコだけではなく、無意識の内にも出ていっているからなのです。
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成人が1日に排出する水分の量を合計すると、約2.5リットルにもなります。
主な排出分は、不感蒸泄(汗などとして感じなくても皮膚や呼吸を通して水分が失われていること)として約0.9リットル、尿や便として約1.6リットル。
普通に生活をしていても、1日の排出量とほぼ同じ、約2.5リットルの水分を飲食物から補給する必要があります。
平均的な食事で約1.0リットル、食べ物を分解してエネルギーを得る際にさらに0.3リットルの水分を摂取できるので、残りの約1.2リットルを飲料水から摂取することになります。
サントリー 水大事典 水を飲むタイミングと量(1日の接種の目安)
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無意識の内に約0.9リットルも水分が出ていっているんですね!
ですので水分は意識して取る必要があるのですが食事からもある程度取れるので、飲料水から摂取する必要があるのは一日約1.2リットル。
ただ、一度にいっぱい飲むは止めた方がいいです。
その理由はこちら↓
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水を飲みすぎると体内のナトリウムをはじめとした各成分が希釈され、<中略>血中濃度が低くなり、体内の電解質均衡が崩れます。
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何事もほどほどがいいということですね。
では、どれくらいのペースで飲むのがいいのか?
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1回コップ1杯程度(150~250ミリリットル)の量の水を1日に6~8回
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これを仮に7回としましょう。
そして一日17時間起きているとしたら、約2時間半ごとにコップ1杯程度を飲むのが適量となります。
コップ1杯(150~250ミリリットル)の量の参考。
紙コップの7オンス(標準サイズ)の満杯容量は約205ml/ccです。
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最初の1杯は、朝起きて軽く歯を磨いた後、すぐに飲むことをお勧めします。
それはなぜかと言いますと、
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朝の歯磨きは朝食前、それとも朝食後?
朝食前の方がいいんです。その理由は就寝中は日中に比べ唾液の分泌量が減ります。そのため口内の自浄性が低下するとともに口の中は乾燥し細菌が非常に繁殖しやすい環境になるからです。
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歯茎を軽くこする程度にすると歯茎の血行もよくなりますし、口内の細菌を追い出せるのでいいようです。
その後にお白湯を飲みます。
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*白湯の効果は?
①冷え性の改善
②ダイエット効果
③デトックス効果
④美肌効果
注意点はある?
飲み過ぎると腸内の必要な栄養まで洗い流してしまうため注意が必要です。
1日800mlまでにして下さい。コップ5杯分程にあたります。
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白湯を飲むタイミング
起床時に白湯を飲むと、寝ている間に冷えてしまった胃腸を温めることができるので、胃腸の動きが良くなって消化力が高まると考えられています。
また、夜の間に空っぽになった胃腸に水分を入れることで、臓器が刺激されて大腸のぜん動運動を促す効果も期待できます。
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胃に水分が入ってくることによって胃腸が動き出すので、一日の体内リズムを整えるための習慣といった意味でも朝一にお白湯はいいですね。
まとめです。
・朝一に軽く歯を磨いてから、お白湯を飲む。
・その後、約2時間半ごとにコップ1杯程度(150~250ミリリットル)飲む。
・人によって差はありますが、一日合計約1.2リットルの水分を飲料水から摂取する。
私は水道水を浄水器でろ過し、その水を沸かして作った白湯やお茶を毎日水筒に入れています。
そうすることで外出先にも持っていけますし、いつでも温かい状態で飲めます。