294、健康と食事について

こんにちは!

再生整体 輪(りん)の樋口です。

 

今回は健康と食事についてです。

人の体は「食べた物」でできています。

 

ですので「何を食べるか」がとても大切です。

それと同じくらい「どれくらい食べるか」も大切です。

つまり質と量の両方に心を配ることが大切になります。

 

 

まず「何を食べるか」(質)ですが、重要なのはバランスです。

 

三大栄養素

 ・たんぱく質

 ・炭水化物(糖質)

 ・脂質

これらに

 ・ビタミン

 ・ミネラル

を足したのが五大栄養素です。

 

 

これらをバランス良く摂るための方法は「五色を意識する」といいそうです。

 

例えば、

白色:白米やだいこんなど

黒色:海藻や黒豆など

赤色:肉類やニンジンなど

黄色:卵や味噌など

緑色:キャベツやピーマンなど

 

このように、1回の食事に五色の食材をバランスよく取り入れると、栄養もバランスがよくなるそうです。

 

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次に「どれくらい食べるか」(量)については、いいことわざがあります。

 

「腹八分目に医者いらず」

 

この言葉は医学的にも正しいということがわかっています。

 

 

その内容はこれらのサイトからお借りします。

ナチュラルクリニック代々木

・「腹八分目に医者いらず」

腹八分にする事で、消化器官への負担を軽減し、成人病予防や未消化物による腸内環境の悪化を防ぎ、万病予防に繋がります。

 

オムロン ヘルスケア

vol.35 腹八分目で健康寿命を延ばす

サルによる試験やバイオスフェア2における報告などから、腹八分目(カロリー制限)は平均寿命を延ばすだけでなく、健康寿命(病気にならない健康な期間)も延ばす可能性があることが注目されました

 

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では腹八分目とはどれくらいか?

 

これには何グラムといった明確な量はありません。

「お腹がいっぱいになった」という状態を10としてその8割が腹八分なのですが「お腹がいっぱいになった」を判断するのが脳です。

 

その判断をする脳の部分は満腹中枢と呼ばれ、食欲を抑制する指令を出すところです。 

 

ではどうすれば満腹中枢が刺激されるか?はこちらのサイトより。

 

糖尿病ネットワーク

ゆっくり噛むことによって、レプチンの血中濃度が上昇する

 

食事をすると血糖値が高まり、それによって刺激を受けた脂肪細胞からレプチンが分泌される。レプチンは、血流にのって脳の視床下部にあるレプチン受容体へ届き、満腹中枢を刺激する。

 

レプチンが視床下部に伝わるのは食事をはじめてからおよそ20~30分後以降なので、食べるのが早いとレプチンが十分に伝わらない。

 

食事する→血糖値が高まる→レプチン分泌→視床下部→満腹中枢が刺激される。

これにかかる時間が食事をはじめてから約20~30分後以降とのこと。

なのでゆっくり食べるといいということです。

 

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「よく噛んでゆっくり食べる」

 

これには2つのいいことがあります。

 

1つ目、よく噛むことによって、食べ物が粉々になり、胃などの内臓にかかる負担が減ります。

2つ目、ゆっくり食べることによって食事中に満腹中枢が刺激されることになるので食べ過ぎを防げます。

 

その結果、少ない量でも満腹感を得られることになり腹八分が可能になります。

 

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最後にもう一つ、内臓のためを思った食事の取り方で大切なのが「お腹が空いてから食べる」です。

 

食べたものによっては消化に時間がかかるものがあります。

白米は2時間半くらい、肉や揚げ物などの油物は4時間くらい胃の中に滞在するそうです。

 

胃の中にいつも消化しないといけないものが入っている状態というのは、胃などの消化器官に負担がかかり続けているということです。

 

健康のためには、内臓の休憩時間も考慮してお腹が空くまで食べないということも必要です。

 

 

健康長寿を目指すなら、頭が欲するものではなく内臓のことも考えながら体に必要なものを食べたいですね。