293、何もしていないのにしんどくなる理由と改善方法

こんにちは!

再生整体 輪(りん)の樋口です。

 

 

今回は何もしていないのにしんどくなる理由とその改善方法についてです。

 

 

何もしていないのに体がしんどくなったり、どこかが痛くなる理由の一つとして考えられるのは血行不良です。

 

血行不良になるということは、新陳代謝が悪くなるということです。

健康を維持するために新陳代謝は欠かせません。

 

 

新陳代謝とは、

古いものがだんだんなくなって、新しいものに入れ代わること。また、生物が生活の持続のために、体内に必要なものを取り入れ、不必要なものを体外に排出する作用をいう。組織の若返り。

goo辞書

 

 

この「不必要なものを体外に排出する」働きが悪くなった状態が続くと「何もしていないのにしんどい」状態になります。

ではなぜ不必要なものを体外に排出する働きが落ちるのか?

それは体を動かさない、又は動かす量が少ないからです。(食事やストレスなど他の原因もあります。)

 

新陳代謝に欠かせないのが血流です。

血流を生み出しているのが心臓と全身の筋肉です。

 

血液は主に心臓が送り出していますが、その流れを補助しているのが筋肉(特に下半身)です。

「ふくらはぎは第二の心臓」と言われているのはそのためです。

 

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ドイツの発生学者ヴィルヘルム・ルーという人が唱えた「ルーの法則」というものがあります。

 

ルーの法則

身体(筋肉)の機能は適度に使うと発達し、使わなければ萎縮(退化)し、過度に使えば障害を起こすというものである。

Wikipediaより

 

 

つまり体は使い過ぎも使わなさ過ぎもよくなく、適度に体を使ってこそ健康を維持できるということになります。

体を動かさない、又は動かす量が少ないというのは、この中の「使わなければ萎縮」にあたります。

 

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筋肉は使わないと減っていく。

これにはいくつかのサイトで色々なことが書かれていたので書き出してみました。

 

 

筋肉は使わないと1日1パーセント減る

https://www.city.noda.chiba.jp/kurashi/fukushi/hoken/1017562/1017560.html

 

筋肉を長時間使わない、例えば1日寝たきりの状態でいると、1日3~5%も筋肉が委縮し、筋力が低下していきます。

https://locomo-sarcopenia.saishunkan.co.jp/characteristic/

 

私たちの筋肉量は30代以降、年1%ずつ減り続けています。筋トレなどの運動をしなければ、10年先で10%、20年先で20%、30年先には30%の筋肉が減るのです。

https://tabi-labo.com/235584/muscletraining46-01

 

被験者に3週間、ほぼ寝たきりの状態で過ごしてもらった。その結果、実験開始から2週間目には太ももの筋肉が14%も減少したという。14日間で14%ということは、1日1%の割合で太ももの筋肉が減ったことになる。通常の成人の場合は加齢により太ももの筋肉が1年で約0.5%減るそうなので、1日で2年分も筋肉が減ったことになる。

https://www.parasapo.tokyo/topics/30566

 

2週間という短い期間でも、足をまったく動かさなくなると、筋力が若者で28%、高齢者で23%低下することが明らかになった。

https://dm-net.co.jp/calendar/2016/024602.php

 

 

サイトによって数字が違うのは、実験の仕方が違うのかも知れませんし、人によっても違いが出るのだと思います。

しかし共通しているのは、何もしないと筋力は落ちていくということです。

 

 

30歳を超えると筋力低下が観察され始め、60歳以上になると顕著に低下するようです。

そして上半身より下半身の筋力低下が早く、持久的な動きに関わる筋肉よりも瞬発的な動きに関わる筋肉の方が早く低下する人が多いようです。

 

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下半身の瞬発的な筋肉が低下するということは、つまずいた後に持ちこたえられずにこけてしまうということです。

 

少し話は反れますが、つまづいてこけるには2段階あります。

 

1段階目

つまづく

 

2段階目

こける

 

そのままですが、それぞれの原因が違うため細かく分けました。

 

 

1段階目のつまづく原因は、「自分が思っているように体を動かせていない」からだと推測しています。

そしてつまづいた後の2段階目のこける原因が「下半身の瞬発的な筋肉が低下していたりバランス機能が低下している」からです。

 

もし、自分が思っているように体を動かせていたらつまづきません。

もし、つまづいても下半身の瞬発的な筋肉がしっかりしていたらこけずに踏ん張れます。

 

つまづかないようにするための対策はこっているところをほぐすことです。

つまづいても踏ん張れるようにするための対策は下半身の筋力を鍛えることです。

 

筋肉と脳細胞は鍛えれば何歳からでも増えることがわかっています。

適度な運動を続けていけば筋力も向上していきます。

 

 

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話を戻しまして、何もしていないのにしんどくなる理由は血行不良です。

そして血行不良の原因が運動不足や筋力の低下や筋肉(筋膜)のコリです。

 

これらが原因の場合、整体を受けると一時的に体は軽くなります。

しかし、原因である「体を動かさない状態」に戻ってしまうと元の「何もしていないのにしんどい状態」に戻ります。

 

そうならないようにするには運動が必要です。

整体を受けて体が軽くなった状態を維持するように運動を続けることが再発防止に繋がります。