こんにちは
再生整体 輪(りん)の樋口です
いつも2ヶ月に1回くらい来て頂いていた方が約1年ぶりに来院されました
模様替えをしたら腰が痛くなったとのことでしたが確認すると全身ガチガチでした
終了後痛みは少しマシになったそうですが残った感じがあり、約1年分の疲れは60分では取り切れませんでした
次に来られたのがその1ヶ月後で、その時がひどい肩こりとのことでした
前回の腰痛の具合をお聞きすると「整体を受けた次の日から日に日によくなった でも代わりに肩こりが気になってすぐに来たかったけど来れなかった」とのことでした
下向きに寝てもらって全身チェックしますと肩よりも首と頭の固さが気になります
背中もガチガチで腕の捻じれもきつかったです
チェックが終わり肩(僧帽筋上部繊維や棘上筋)をほぐそうとしますがほぐれそうにありません
首(斜角筋)や腕(上腕二頭筋、上腕三頭筋)や背中(僧帽筋、大・小菱形筋、棘下筋、大円筋)、腰の少し上(広背筋の肋骨部分)をほぐそうとしますがこれもほぐれません
こういう時は一番の原因からほぐさないと他もほぐれません
そこで気になった脾臓に関する原因を探ろうと「最近風邪を引きました?」とお聞きすると「二日くらい前に風邪っぽくなった でも熱は36.5℃でそんなに出てない」とのこと
しかしよく聞くとこの方は平熱が35℃台で低い時は35.5℃、ということは平熱から1℃くらい上がったことになります
「熱があるかどうか」は周りの人と比べてではなく自分の平熱と比べてですので1℃上がったということは熱が出たと考えてもいいと思います
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ひ臓の中にあるリンパ小節※(しょうせつ)ではリンパ球が作られています。ひ臓の中のリンパ球と形質細胞(けいしつさいぼう)によって、からだの中に入ってきた細菌やウイルスとたたかう抗体を作ります。抗体によって細菌やウイルスはこわされます。
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つまり風邪の菌が入った→抗体を作るために脾臓が頑張った→脾臓が疲れた→周辺の筋肉がこった、という流れかも知れません
それとこの方はTCHの癖があります
「TCH」について詳しくは
TCHの癖がある方はアゴや首周辺がガチガチに固いです
それとこの方は売店で働いているので重い荷物も持ちます
ご本人さんは「そんなに重い物は…」とおっしゃっていましたが、500mlのペットボトルが入った箱を何箱も動かすことがあるそうです
ネットで見てみますと1箱の重さは、水500ml=500g→0.5kg×24本=12kg+(ペット容器や箱の重さ)
軽く10キロを超えています
慣れているので気にならないのかも知れませんが、腕には相当力が入ります
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これで今回のひどい肩こりの原因が3つわかりました
・風邪による脾臓の疲れ
・噛み締めによる顎の疲れ
・荷物を運ぶことによる腕の疲れ
これらをほぐすことによってようやく首や肩がほぐせるようになりました
45分くらい経過した時点で座ってもらって首や肩を動かしてチェックしてもらいました
すると「こうすると首が痛かったんです」という動きをしても痛みは出なくなりました
しかしまだ突っ張りが残っています
それと肩を回すとゴリゴリ音が鳴りました
ですので上向きに寝てもらって背中をほぐしました
背中をほぐすのですが肋骨も同時に動かしたかったので上向きです
肩甲骨も押すというより引っ張る感じで動かしました
そしてまた座ってもらって同じ動きをしてチェック
首を動かしても突っ張りは出なくなり肩を回した時のゴリゴリもほとんど鳴らなくなりました
最後に「孫を抱っこするんですが関係してますか?」と聞かれたので体重をお聞きすると「10キロくらい」とのこと
抱っこしたまま動きまわるそうなのでその影響も大きいと思われます
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帰る間際に「こんなに肩がこったのははじめて」とおっしゃっていたのが気になったので経緯とひどくなった要因を考えてみました
ご来院が約1年空いた
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腰痛が出た時点で全身がかなり疲れていた
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腰痛のご来院時だけではほぐれ切らなかった
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仕事の疲労と10キロくらいあるお孫さんの長時間抱っこと噛み締めの癖による疲労の蓄積
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2日前に風邪を引いて脾臓から首への神経が疲れた
これが最後のスイッチになって
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肩の限界が来て来院
毎日お風呂に浸かるのは5分くらいとのこと
それでは毎日の疲れが抜けないので溜まっていったんだと思います
年齢を重ねるほど体のことを気にしてあげる必要があります
健康に良い習慣を!