32、仙骨、左右の傾き(改善編)

【Dr.shuのチャクラ整体】

 

今回は仙骨、左右の傾き(改善編)についてです。

 

内臓圧迫の場合。

 

内臓が下がって仙骨を圧迫しているので肋骨を上にあげます。

 

肋骨を上に上げる筋肉は2つ、小胸筋と前鋸筋です。

息を吸うとき、この2つの筋肉で肋骨を上にあげています。

 

横に寝てもらい、腕を上げて横腹を伸ばして肋骨→小胸筋→前鋸筋を上にあげると仙骨の傾きが治ります。

左が下がっている時、左を上にして寝てもらってします。

 

坐骨も触ってどっちが下がってるかを判断します。

 

仙骨が下がっているということは、ギックリ腰になる可能性も高くなります。

ギックリ腰の人にはS2(上から2個目の仙骨孔)を真下に押して上に弾くと効きます。

 

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梨状筋が弱ってると大腿骨が外に出やすくなります。

触診では難しいので平泳ぎ運動をしてもらいます。

 

しにくい方が弱っているので、弱っている方の足に負荷をかけながら平泳ぎ運動をしてもらうと楽になります。

 

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平泳ぎ運動にも左右差がない時は多裂筋を疑います。

 

多裂筋は背中の中で一番強力な筋肉なので左右差が出ることはほとんどなく、全体の1~2割だそうです。

なので多裂筋が原因の場合は重症です。

 

 

多裂筋が緊張していると他にも様々な症状が出ます。

仙骨周辺の多裂筋が固いと横隔膜が上がりにくくなり呼吸がしずらくなります。

 

そして筋膜で引っ付いているので腹横筋も引っ張られます。

腹横筋が緊張すると消化不良になって胃が悪くなります。

 

骨盤底筋群も固くなります。

骨盤底筋群が弱ると便秘や尿失禁になります。

オシッコを我慢するような肛門の使い方をすると骨盤底筋群が鍛えられるそうです。

 

 

多裂筋は、立った状態でわずかに傾けながら上半身を前に曲げてもらいます。

これに補助はいりません。

息を吐きながら交互に曲げてもらいます。

これで多裂筋の左右アンバランスも改善されます。

 

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仙骨が傾く理由は、

1、内臓下垂(鎖骨と肋骨と坐骨の左右の高さの違いをみる)

2、梨状筋(平泳ぎ運動をしてもらう)

3、多裂筋(腰椎4、5の横の筋肉の緊張をみるのと他の症状のヒアリング)

 

3種類全てできるようになれば仙骨の左右の異変は全て治せるとのことです。

一つの事象について色んな角度からみるといいですね。