【Dr.shuのチャクラ整体】
今回は筋肉をほぐすポイントについてです。
筋肉をほぐす時のポイントは拮抗筋と起始、停止です。
筋肉には屈筋と伸筋があります。それらを拮抗筋と言います。
たとえば肘を曲げる時は上腕二頭筋 (屈筋)が縮んで、上腕三頭筋 (伸筋)が伸びます。
これを互いに拮抗筋であるといいます。
もし肘が曲げにくいとしたら、上腕二頭筋が縮みにくいのかも知れないし、上腕三頭筋が伸びにくいのかも知れません。
ほぐす時には拮抗する筋肉にも注目する必要があります。
ほぐす場所は起始と停止が重要です。
起始・停止の見分け方は、体の中心に近く(近位)筋の両端のうち固定されているか動きの少ない方が起始で、
体の中心から遠く動きが多い方が停止です。
筋肉は起始・停止が疲れやすく、その内起始は特に疲れやすいのでほぐす時は起始ポイントの近くが重要なのです。
それと、筋肉は元々最小の長さに縮もうとする傾向があるそうです。
それは、長さが長いと酸素や栄養を多く必要とするからだそうです。
同じ姿勢が長くなる→呼吸筋や呼吸補助筋が固くなる→呼吸が浅くなる→省エネにするために縮もうとする→呼吸筋や呼吸補助筋が固くなる→呼吸が浅くなる=悪循環。
上半身は内に縮んで猫背になりやすく、下半身は外に開いてガニ股になりやすくなります。
骨格の構造だけでなく、筋肉の性質も猫背やガニ股になりやすいようです。
自然になってしまう楽な姿勢というのは、酸素消費量が少ない姿勢のことなんですね。
整体をする時はこういった体のクセや呼吸にも目を向けるといいですね。
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